今回の陸前高田入りに際して新しい試みとしてブログをツイッター風に使ってみたいという思いがありました。
ほぼリアルタイムに今私が現地入りしてくださった方々と何をどんな風にやっているかを逐一伝えられたら後日談としての私の拙い報告よりもはるかに現地情報が伝わるのではないかと思ったからです。
いざやってみて、ご覧のとおりでした。
ボランティアセンターまではリポーターの役を勤めようと思っていてつぶやいていましたが、活動場所に移動してみると思惑と現状が一致しない!用意していった道具が役に立たない。もっと効率よく疲労を軽減するには・・・・
ん?
ソニー支部の根本さんから活動報告。
そのまま転載します。
畠山先生
ソニー支部の根本です。
今回のボランティア作業では本当にお世話になりました。
心から感謝致します。
2日間の活動について報告させて頂きます。
自分勝手な考えの文章になってしまったと思っております。
今後ともよろしくお願いいたします。
********************
【8//5 の活動】
■03:30 陸前高田市VC到着、仮眠
■07:00 少林寺拳法の拠点へ移動
■メンバー(7名)
ソニー支部(3名)、三軒茶屋道院(3名)、参加メンバーの知人(盛岡市より1名)
【8//6 の活動】
■07:00 畠山先生到着
■08:00 航空自衛隊入間の方が到着■07:00 畠山先生到着
■メンバー(10名)
畠山先生、ソニー支部(2名)、三軒茶屋道院(2名)、花巻南道院(1名)、航空自衛隊入間(4名)
■2日間の活動内容
米崎町の金野さん宅の畑(3面)からガラス片を取り除くことが作業です。
最初の挨拶時にボランティアに依頼するのは3回目と言われました。
お願いしたことがなかなか達成されていなかったように感じました。
最初の挨拶時にボランティアに依頼するのは3回目と言われました。
お願いしたことがなかなか達成されていなかったように感じました。
でも、実際、畑中のガラスは危険です。
何とか要望にあった作業を行い、4回目の依頼がされないようにしたいものだと思い、作業を開始しました。
ガラス片を取り除く作業は、畑を耕すように地道に確認するしかありませんので、100%の農作業になりました。
VCからの作業指示は家の周りの草刈りということでしたので、持参した用具では効率的な作業にはなりませんでした。
作業途中で依頼者の方は、我々が畑を掘り起こしてガラスを取り除いているのを見て安心されたらしく、翌日は、ほじくってくれてんだね、信頼してるから任せるよ、と言ってくれました。(とてもうれしい言葉でした)
結局、2日間で3面中、2.5面までの作業とばり、最後まで終えることが出来なかったのは心残りでしたが、残りは次の方に託すこととなりました。
■2日間の活動を通して
2日目は大阪から祭りのサポートで20名の方が来られたので、我々は畠山先生のご実家の部屋を使わせて頂くことになりました。
何とか要望にあった作業を行い、4回目の依頼がされないようにしたいものだと思い、作業を開始しました。
ガラス片を取り除く作業は、畑を耕すように地道に確認するしかありませんので、100%の農作業になりました。
VCからの作業指示は家の周りの草刈りということでしたので、持参した用具では効率的な作業にはなりませんでした。
作業途中で依頼者の方は、我々が畑を掘り起こしてガラスを取り除いているのを見て安心されたらしく、翌日は、ほじくってくれてんだね、信頼してるから任せるよ、と言ってくれました。(とてもうれしい言葉でした)
結局、2日間で3面中、2.5面までの作業とばり、最後まで終えることが出来なかったのは心残りでしたが、残りは次の方に託すこととなりました。
■2日間の活動を通して
2日目は大阪から祭りのサポートで20名の方が来られたので、我々は畠山先生のご実家の部屋を使わせて頂くことになりました。
先生から震災直後からの色々なお話をお聞きし、改めて畠山先生のされて来られた活動に深く感動致しました。
一人でも多く陸前高田に来てほしい。
どんな気持ちでもいいから、私がお願いすることでゴミを一つでも拾ってくれるのなら、いくらでもお願いするし、そしてそのことに感謝したい、というお言葉でした。
効率よくものごとを運ばないと復旧により時間がかかってしまいます。
しかし効率ではないという先生のお話から、先生がどれだけ真剣に今回のことと向き合って来られたかを逆に感じることが出来ました。
それは同時に私の心に中にあった考えをも引き出してくれました。
自分で気が付かないうちに、自分自身、以前よりも周りに対して優しくなっているのではという感覚に気が付いたことです。
私は、6月に来たときは、現地の方と話をするのがとても怖かったことを記憶しています。
それは被災された方へかける言葉を持ち合わせていなかったからです。
ただ瓦礫の撤去をするだけで、私にとっては精一杯だという思いでした。
それは今でも同じです。
ただ瓦礫の撤去をするだけで、私にとっては精一杯だという思いでした。
それは今でも同じです。
ただ、自分自身の無力を感じるだけです。
神戸の震災時は「苦しみ超えて優しくなる」という言葉がありました。
今回のボランティア活動では、距離的な問題から直接の貢献時間がとても少なく、往復18時間かけて移動し、たった8時間作業をするということで、一体どれだけの貢献になるのだろうかということを自分自身へ問い続けております。とても苦しい問いです。
先生との会話の中で感じたのは、被災者の方よりも我々ボランティアの方がより大きなものを逆に頂いているのではないかというものです。
それは、現地の苦しみをこころで観て、感じて、自分の心が変化する、「苦しみ観(かん)じて優しくなる」というようなものです。
絶対的な自分自身の無力を直指することで、自分自身がより謙虚となり、その結果、生活の場である社会に対してより優しい思いで接するようになるというものです。
もっと自分にあった支援の形があるのではと効率を目指した場合、知らず知らずのうちに我々の自我を相手に押しつけてしまうことに成りかねません。
謙虚さを常に保つことはとても難しいことです。
復興計画が出来ていない状況下で、我々の自我の押しつけにならない調和の支援とは何かをしばらく追求し続けたい思います。
それは、絶対的な謙虚心で自分の内面と対峙し続けるという禅そのものであるかのようです。
もしかすると、現在、行っている活動こそが、地道ですがその答えに近いことなのかもしれません。
また、仲間と一緒に来たいと思います。
また、仲間と一緒に来たいと思います。
写真:耕してます。
写真:ここまで津波は来ました。右奥に見える赤丸内の青い塔のてっぺんがチャプチャプ見え隠れする状態だったそうです。
写真:一関方面、343号から陸前高田に入るT字路の橋です。きれいです。6月は瓦礫の山でした。
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