ゴールデンウィークも終わり、多くの人で混雑していた災害ボランティアセンターも次第に落ち着きを取り戻し始めた様子です。
今回の東日本大震災はその被害が広域に亘る為、地域によって対応がまちまちです。
ここでは陸前高田に協力していただける方々に絞った対応の仕方についてまとめてみました。
支援活動は、大きく分けて二つの方法から成り立っています。
一つは、食料物資を陸前高田市災害対策本部物資部に届ける方法。
お米と水以外の食材を、箱またはケース単位で災害対策本部物資部まで直接搬入します。
その場合、少林寺拳法の団体であることを物資部の担当者に告げてください。
手続きが多少複雑ではありますが、災害支援物資運搬車両としての許可書を申請すれば、高速道路の料金が無料になります(具体的な方法は後述)。
また、少林寺拳法災害支援陸前高田チームでは、上記の食材以外の物資の搬入を基本的に行っていません。
食材以外の支援物資は各都道府県の行政機関の窓口にご相談ください。
末端の機関ではまだ受け入れ態勢が整っていない状態で、混乱を招きます。
もう一つは実際に現地に赴き、ボランティア活動をする方法。
社会福祉協議会災害ボランティアセンターへ直接向かい、参加登録をします。
その際、少林寺拳法の所属であることを告げ、団体登録の手続きを行います。
センターの指示に従い、指定の場所にて瓦礫の撤去や住宅の泥出し等を行います。
また、ボランティアの参加だけでは災害支援物資運搬車としての認定が受けられないので、あらかじめご了承ください。
可能であれば上記の要項を満たした食料物資を調達し、災害支援物資運搬車両の許可を受けてから現地に入る方が賢明かと思います。
簡単ではありますが、上記の二つの方法にご留意ください。
より詳細な資料は、後日ブログとPDFにて掲載します。
また、車でのボランティア活動の参加を断っている地域もありますが、陸前高田市においては都市部が壊滅したために車両自体も不足しているので、車での参加は制限されていません。
特にトラック、ワゴンなどの物資や道具の運搬に適した車両は、ボランティア活動を行ううえで非常に役立ちます。
ここからは少林寺拳法宿泊所の現在の状態に関することをお知らせしたいと思います。
まず、宿泊所にはすでに多くの食品や生活雑貨が補充されているので、追加物資が必要になることはしばらくなさそうです。
原則的には自分の滞在日数に応じた食料や雑貨の持参を求めていましたが、主にお米と即席麺類が十分な量確保されているので、それ以外に自分の必要だと思うものを最低限持参してください。
陸前高田は大きな被害を受けましたが、宿泊所から車で行ける範囲に食料や雑貨の購入できる店舗が営業を始めており、必要最低限の物だけを持って現地入りしてもらい、足りない物は現地のお店で買っていただく方が陸前高田全体の復興に繋がるかと思います。
また、宿泊所では原則として被災者用の物資の受け入れを行っていません。
被災者の方たちへの支援物資は、食料の場合であれば上記の通り直接搬入していただき、それ以外の物資は各都道府県の行政窓口やNPOを通じて被災地にお届けください。
その際、一つの箱またはケースに種類の異なる物を混ぜて入れないようにしてください。仕分けの作業に時間がかかってしまうのを避けるためです。
災害支援物資運搬車両の申請について。
埼玉県連盟の方は事務局にお問い合わせださい。その他の所属の方は少林寺拳法東日本大震災対策本部支援活動部門へ問い合わせをして、災害支援要請書、運転免許証、車検証のコピーを各自治体窓口に持参して災害支援車両の許可書を貰ってください。
高速道路に入る際、ETC搭載車両であっても一般車両ゲートで通行券を取るようにしてください。出口の料金所で通行券と災害支援車両許可書を提示してください。
今回、多くの道院、支部、及びその関係者の方に参加していただきました。
ボランティア活動は誰かと比較して評価するものではありませんが、地元の方やボランティアセンターの方たちから少林寺拳法災害支援陸前高田チームは良い評判を得られたようです。
厳しい環境の中、活動に参加された皆さん、お疲れ様でした。
今日はゆっくりと眠ろうと思います。
具体的な活動報告はまた後日……。
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