畠山先生
お疲れ様でした。
ソニー少林寺拳法部の根本です。
今回も大変お世話になりました。
畠山先生、お兄様ご夫妻のサポートに心より感謝致します。
また、無料で新聞や食べ物を拠点に届けて下さる新聞屋さんに感謝致します。
我々に活動拠点を提供して下さり、更に我々の活動をサポートして頂いている横田の皆様がいることを忘れません。
29日、30日の活動を分かる範囲で報告致します。
■■■ 10月29日(土)49名 ■■■
2班に分かれた活動になりました。
■ボランティアセンター作業:33名
埼玉入間(畠山先生、田内さん)、岩手東山(伊藤先生)、三軒茶屋(渡辺さん)、埼玉戸田(3名)、日本武道館 武道学園(渡辺先生他 24名)、東京浮間(石崎さん)、ソニー(根本)
広田湾の漁港で、崖のような斜面の瓦礫掃除、港の側溝掃除、土砂崩れで見えなくなった側溝の掘り出し作業を行いました。
どの作業も年配の方には難しいものです。
港の海は透明度が高くとてもきれいです。
ここも1.5メール沈下しており、潮が満ちると岸壁の上まで海水が来ます。
斜面の瓦礫掃除はなかなか時間がかかります。
養殖用のカゴ網が大量に出て来ました。草の中から漁具を取り出すのは骨の折れる作業です。
武道学園の方が乗ってこられたバスです。
海での養殖も再開されています。復興は少しずつ進んでおります。
土砂で埋もれた側溝の掘り出しは重機の作業と思ってましたが、若者のパワーは違います。
これで車の通行も楽になるでしょう。
拳士のご家族であるプロの山師の方も参加されてます。切った面が真っ平らでした。
■陸前高田の子供たちへ:16名
愛知小坂井(佐竹先生、菅谷さん、場山さん)、三重千住(中山先生、他約13名)
地元の子供たちを拠点に招き、映画とベーゴマ遊び、そしてすき焼きです。
子供たちはとても楽しい時間を過ごされたようです。
愛知、三重からご苦労様でした。
■■■ 10月30日(日):8名 ■■■
埼玉入間(畠山先生、田内さん)、岩手東山(伊藤先生)、三軒茶屋(渡辺さん)、埼玉戸田(3名)、ソニー(根本)
広田町の海岸近くで土木作業を行いました。
農業道路が寸断されており、海水で池が出来てます。
池と用水路に挟まれた非常に狭い部分の草刈と、重機が入りやすいよう大きな穴を埋める作業です。
他のグループが既に作業を行った場所で、我々が仕上げを行いました。
身動きが取りにくい場所での草刈(竹刈り)は、草刈機とチェーンソーを使行いました。
これらの機材はVCでの貸し出しが禁止となっているため、我々のようなグループがVCの助けになれればうれしいですね。
午後2時に穴埋め作業が完了したため、拠点のテントにあった支援物資を新たに設置されたコンテナと物置小屋へ移動し、スコップ等の作業道具と安全靴を納める棚を作りました。
拠点に設置されたコンテナと物置小屋です。これで多くの方から頂いた支援物資を無駄にすることなく冬が越せます。
スコップ類の作業道具も簡単整理
安全靴と長靴はコンテナです。
■■■ その他の感想 ■■■
■桜ライン311
畠山先生から、桜ライン311の話を伺いました。
東日本大震災による津波の到達点を桜の木でつなぎ、後世に震災の事実を伝えようというものです。
先生は積極的なサポートを既に初めておられ、私も何か出来ればと思いました。
我々は既に過去の大津波を忘れて今回の3.11を向かえているわけで、二度と同じ過ちをしないよう何か手を打つべきです。
少林寺拳法としてこのプロジェクトを支援する動きに出来ればとても大きな力になると思います。
■再生可能エネルギー
私は、陸前高田市の復興時には、住居を建てないエリアに太陽光パネルや風力発電を並べ、地域分散型の発電を行ってはと思っておりました。
でも畠山先生の考えは違っており、陸前高田にはそのようなものは並べてほしくないと言われ、逆に浸透圧発電であればよいとの意見でした。
これからの発電は、集中から地域分散の再生可能エネルギーへ向かうことは間違いないと思います。
確かに陸前高田は自然に恵まれた美しい町です。
この美しい町には、美しい町に合った再生可能エネルギーがふさわしいと思います。
浸透圧発電は知らなかったので調べてみました。
ノルウェー国営の大手電力会社スタットクラフト社と日東電工株式会社は、世界初の浸透膜発電のパイロット機を2015年に稼働させることを目指しているそうです。
真に陸前高田の地元住民の立場で考えていない自分を恥ずかしく思いました。
畠山先生とのお話ではいつも得るものがあり、とても感謝致しております。
以上です。
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