合掌
畠山先生
東京浮間道院の石崎良輔です。
10月29日(土)に陸前高田でのボランティアに参加させて頂いた際には、畠山先生、先生のお兄様ご夫婦には、大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
以下、レポートをお送りします。
【陸前高田市のボランティア状況】
陸前高田市に来るボランティアの人数は、平日300名、土曜800名、日曜500名程度とのことです。震災が起きてから半年以上経った今でも、陸前高田市で継続してボランティアを行っているスポーツ、武道団体は少林寺拳法だけでした。少林寺拳法をやっていて本当に良かったと思いました。僕は一人での参加でしたが、10/29(土)は全国各地から過去最多の約50名の拳士が集まっていました。
【活動拠点と必要なもの】
少林寺拳法のボランティアチームが拠点としている施設(公共施設を借用)は、ボランティアセンターの目の前にあり、寝具、作業道具(安全靴、手袋など)、飲食物など設備が充実していました。自分で負担したものは、ボランティア保険(約1000円)、作業着(約700円)、靴の中に入れる鉄板(約700円)くらいで、後は交通費だけでした。
【作業内容】
作業内容は、斜面の瓦礫撤去です(写真1)。
土の中からは、瓦、木材、網(漁港が近いため)、ビン、様々なものが出てきます。これをひたすら取り除く作業をしました。なかなか疲れますが、終わったあとを見るとちょっと達成感がありました。僕が作業したことは、被災地全体を考えるとほんの一部なのですが、こうやって少しずつ前に進むことが必要だと思いました。
撤去した瓦礫
作業が終わって、ボランティアセンターに戻ってくると、スタッフの方々から「お疲れ様」という言葉と、暖かい飲み物とお菓子を頂きました。これがなかなか嬉しかったです。
【被災地の状況】
災害から半年以上が経ち、表面的にはずいぶんと片付けられていて、町があったというよりは大きなスクラップ工場に来ている感じでした。しかし、瓦礫を良く見ると、布団などの日常製品があり、確実にここには普通の生活があったのだと感じました。今でも、瓦礫撤去中に遺体が見つかるそうです(今は骨になっているようですが)。亡くなった方やその家族のことを考えると、言葉にできない思いになりました。
町中の集められた瓦礫
【感想】
東京から片道8時間近くかかるため、作業自体は丸一日にしましたが、本気で復興させようとしている人たちと出会えたことと、現場の悲惨さを感じることができたのは、貴重な経験になりました。畠山先生は、金曜夜に道院で練習をした後、7~8時間も寝ずに運転をして翌朝からボランティアに参加し、夜は一緒に飲みながら話しをして下さるという鉄人のような方でした。
初めは緊張していたのですが、畠山先生の明るさですぐに緊張が取れました。ありがとうございました。一日も早く被災された方々に笑顔が戻ることを願うと同時に、協力したいという思いが強くなりました。現場で得た経験を周りの人たちに伝えたいと思います。
結手
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